ポタポタと降る雨の中
皆少しでも濡れまいと先を急ぐ
僕の周りはまるで
時間が早く流れているみたいに
スピードをあげて歩く人ばかり
そんな中、僕は
立ち止まり空を見上げていた
僕に落ちてくる雨
美しく泣いている空が
僕の心の闇を
洗い流してくれる
僕を伝う滴は冷たいのに
僕の心は
広大な空に包まれているように
暖かくなれていた
僕もそんな自然に溶け込みたい
溶け込み
一体化し
消えてしまいたかった
全てのしがらみを忘れ
真っ白になりたかった
叶わぬ思いに心を痛め
僕は静かに瞼を閉じる