rain×rain【完】




「どうした?」


「へっ!?いや…あのっ!」



私は気が動転してうまくしゃべれない。


「あーぁ、取り逃がしちゃったじゃん。」

沖田さんはまるで私のせいでと言うかのようにじーっと見てきた。



「あっ、ごめんなさいっ!!」


私がそう言うと沖田さんは「冗談だよ。」と言って笑いながら頭を撫でてくれた。



私って本当に役に立ててないな…




こういうの足手まといの

役立たず……って言うんだよね。