rain×rain【完】




「あっ、はい。」


私は慌てて沖田さんと斉藤さんの後について行った



「巡察って何をするんですか?」

私は歩きながら聞いた


「んーそうだね…」


沖田さんは、んーと言って
目線を右上に上げた。



人間がモノ考えるときのくせだ。


「京の町を見回る…。」


斉藤さんがぼそりと一言つぶやいた。


「まぁ大まかに言うとそう言うことだね。
食い逃げも捕まえるし、ケンカも止める。最近は浪士を見つけたりするのもだね。」


キミを助けた時みたいにね。とからかうように後から付け足した。