「俺らだけとかつまんねぇー」



今日は祇園祭の宵山だって言うのに、

俺は留守番を言い渡されていた。


それに十番隊と二番は祭の警護、三番隊は夜の巡察。


総司らしかいねえじゃん…

俺はがっくりと肩を落とした。


すると正面から桜が慌ただしく走ってきた


「桜ー、どっか行くのか?」


この時、まさかな…とは思った。



「あっ平助!!…土方さんに外に行くぞって言われて…」


そのまさかかよ!!


桜は俺の心情をよそにケロッとした顔で答えた。



土方さんめ…



あとで絶対に問いつめてやる!!