ある男がやって来て僕に言った。 「おいおいどうしたんだよ、〇〇?」 えっ? なんて言ったんだ? ちゃんと聞き取れなかった… けど、僕の名前じゃなかったことはわかった。 「ほんっとムカつく!!」 その時に部屋の真ん中で大勢の女子たちが声をあげた。 大勢がよってたかって一人を囲んでいた。 僕はモノ見たさにそれに近づきその一人が誰なのかを覗き見た。 桜ちゃん? そう思った時、僕の見ているモノが突然プツリと消えてしまい、 僕の視界には代わりに暗闇が訪れた。