「主人はおるか!?会津藩お預かり新撰組だ!! ご用あらためであるぞ!!」 近藤さんは大声を上げながら店に入った。 僕と平助、新八も近藤さんと同時に店に入った。 さっきまで明るかった店内の灯りが消えた 「わざわざ討ち入りを大声で知らせちゃうなんて…」 僕は、はぁっとため息をついた。 「近藤さんらしいじゃねえか。正々堂々とってのが新撰組だろ?」 そう言いながら新八さんは刀を生き生きと振っている。 ま、近藤さんらしいから仕方がないか…。