何かあったのかと、黄色い声が聞こえた後ろを振り返ると、再び黄色い声。
「キャー!」
何か、事故でもあったのかな?
私が全く状況が読めてないのに、美幸は話を始める。
「皆さん、体育祭楽しみですか?」
生徒は美幸の方を向き、うんうんと頷く。
こいつは、アイドルか!
ああ、そんなようなもんか……
1人でつこんで、1人で解釈している私を余所に、話はどんどん進んでいく。
「ご覧の通り、赤団は美形ぞろいなんで。」
そう言って、美幸は自分を差した。
皆の間に、笑いが起こる。
美幸のナルシストぶりは、全生徒公認ですか……
皆、美幸が可愛いから何も言わないんだよな……
「それと、皆さんさっきのロミオは、麗ちゃんです。麗ちゃんの衣装と、ダンスと、走りをどうぞ御覧ください!」



