髪の短い天使




Side 上山
















俺は、三年四組の担任である。











今年が実は、この学校での最後の体育祭なんだ。












来年から、移動が決まっている。











今年が最後か……











俺のクラスには、三月に転校してきた、須藤美幸っていう女子と、三年間行事をサボってきた、雨宮麗っていう女子がいる。

















「えー、これから体育祭を始めます。この体育祭は____」
















開会式が始まった。











今年は、雨宮麗がやっと体育祭に参加してくれた。












須藤美幸が、雨宮麗と仲が良いのは知っていたが、俺が三年間いくら説得しても行事に参加しなかった、雨宮麗を転校してきて、二ヶ月しか経ってない須藤美幸に説得させられ、今参加している。



















少し、いやかなり悔しいが、参加してくれるだけで、俺は良かった。














だって、あの雨宮が参加しているんだもん。














俺のクラスの勝ちは、目前だ。