ヤバイ。眠っていたみたいだ。








昼休み終わっちゃったかな……








私が起き上がると、校庭から一年生が、元気に走り回って遊んでいるのが見えた。








よかった、まだ昼休みだ。






私は大きな欠伸をして、給水塔から降りようとした。








すると、下から声がする。








「わぁー、すんごい。この中学校は屋上に入れるんだ。」








誰だろう。三年生かな……






私が梯子を降りていくと、その声の主は私に気が付いたようで、こちらをじっと見つめている。








声の主は女の子だった。