「さっきの…本当?」 彼女に向き直り、問う だって、"好きな人"はクラスのヤツなんだろ? 「本当だよ…私は…大島くんが…好きなの」 「俺、里村さんと同じクラスになったこと…無いけど?」 「嘘ついたの…だって言えないよ。本人目の前にいるのに…」 目を潤ませて、顔を真っ赤にしている彼女を見ればわかる ずっと、練習に付き合ってたんだから 本当なんだ… ヤバい… すっごく嬉しい 俺は、ずっと俺自身に嫉妬してたんだな そう思うと笑えてくる