ついに言っちまった・・・

愛してるとか・・・

総長にばれたら殺される・・・

でも言えてよかった気がする。

俺はお嬢を守ることが使命だったのにな。

いつの間にか好きになるなんてな・・・

お嬢と付き合うなんて無理なのにな。

昔は可愛くて妹みたいな存在だった。

大人になって行くたびに綺麗になって行く雪菜。

いつの間にか惚れてた。

でも気持ちを抑え付けた。

許されないから。

俺の家は代々神谷家、黒木家に仕える使命。

そして掟が一つ。

主との恋愛は禁ずる。

これは春も同じこと。

春も雪菜が好きだがこの掟を破ればもう一緒には居られない。

だから俺たちは思いを伝えるより一緒に居ることを選んだ。

だけど次第に気持ちを抑えられなくなってきた。

雪菜に男が近づくたび嫉妬した。

白羅だってそうだ。

雪菜がとても気に入っていた。

雪菜と一緒に居たのは俺たちだったのに。

なのに後から来たやつにどんどん越されて行く。

それが耐えられなかった。

俺たちはもう雪菜の側には居られないのか?

まだ一緒に居たいよ・・・雪菜・・・