金色の太陽が、私の頭を照りつける。 「やっぱり帽子かぶったほうがよかったかな…」 でも、早く先生に会いたくて、家に戻る気など更々なかった。 ……暑い。 頭がぼうっとする。 顔が火照ってくる。 けど、夏のこんな感じも大好き。 こういう天気の中で家に閉じこもるより、外で太陽のパワーをたくさんもらうほうが、私は好きなのだ。 ――そんな太陽を甘く見てはいけないと ちゃんと分かっていたはずなのに 調子にのっていた私は 正真正銘の馬鹿だった。