まだ終わらない・・・
はやく・・・はやく終わってょ・・・
はゃ・・・く
私は記憶が途切れた。
目が覚めた時にはもう不良は居なかった
ケータイを開く
待ち受け画面の明かりが眩しい
今はもう9時を過ぎてる
電車を降りたのが6時前。
傷がズキズキ痛む
痛いよぉ。擦り傷が体中にある。
今日は秀が家に来る
朝、早く放課後になればいいなって
そんな事ばっかりかんがえてて
早く晩御飯が食べたくって、食べたくって
仕方がなかったんだ。
だけど今は食べたくない
こんなにボロボロな私を見せたくない
周りに散らばった下着や制服
かき集めて着る
涙が止まらない
涙がポタポタと床に落ちる音と
服が擦れる音。
時々外をジョギングする人の足音に反応して体が震える
早くここから出たい
早く制服を着ようと思えば思う程、手が震えてボタンが上手くとめられない
吐き気がする
こめかみが締め付けられる
悔しい
悔しいよ・・・
なんで私がこんな事されなきゃいけないの!??
