「今、取って来る!」 っと言って、扉の方へ向かおうとした でも… 「後でいいよ」 そう言う大島くんに腕を掴まれて、阻止されてしまった そして、くるりと反転させられ、また大島くんと対面する形になる 「今は、コレを貰う」 「ん?コレって…ど…」 "どれ?"っと言おうとした口は動かなくなる 言葉を紡ぐはずだった唇に、やわらかい感触 目の前には、大島くんの綺麗な顔 あれ…? もしかして、私… ちゅう…してる?