兎小屋 〜side:♀〜


「大島くん!!!」


"声、小さすぎ"とは、言わせない

私は力の限り大きな声を出す


「好きっ!!!」


"直球ストレート"な、私の気持ちを伝えるよ


私が叫んだら、大島くんは驚いた顔で私を見ていた

周りの女の子達も、私を見る

私は、逃げ出したい気持ちを抑えて、大島くんの答えを待つ

でも、先に口を開いたのは大島くんではなく、大島くんの一番近くにいた女の子


「ウケるんですけどー!大島くんが、あんたみたいな子を相手にするわけないじゃない」


それを、筆頭にその他の女の子も、くすくす笑い始めた

目尻が熱くなり、涙が浮かんでくる