柔らかい唇…… 柔らかい身体…… 俺を狂わせる熱を帯びた声…… そうやって、ずっと名前を 呼んで欲しかった。 その身体に触れたかった。 もれる吐息が更に俺を熱くして 溶かしていく。 愛しい名前を何度も呼んだ。 『友香………』 俺の最愛の人。 夢みたいだった。 腕の中で伝わる体温。 友香の心音。 指先まで感じる熱がいつもより 色っぽくて、強く求めてしまった。 優しくしたいけど、壊してしまいたい。 壊れるほど、愛したい。