【変わらないよ。私と君は教師と生徒だもん。わかるよね?】って何?



急に現実味帯びてさ…。
そんなの言われなくったってわかってる。



でも今だけはわかりたくない。



笑ったり、泣きそうになったり、
好きでもない男の前でそんなことするなよ…。



俺の気持ちなんて、とっくに気付いてんだろ…?



やっぱ隠せねぇんだ。



【…うん、知ってたよ。】



そんなこと言われたら、もう気持ち止めらんねぇ…!!



だったら尚更、俺の気持ちに応えてよ。
スゲー怖いけど…謝られたら余計へこむ。



もしかして、やっぱ俺の独りよがりなだけ?
そんなの嫌だよ…!!



友香は俺のこと何とも思ってないの…!?
じゃあ何でそんな顔すんだよ。



【…好きだよ。好きに決まってんじゃん…!!】



完全に俺の理性は崩れた。
充分すぎるほどの言葉に手が震える。



友香の唇に触れた。