「…うん。」


私がそう答えても、やっぱり静かな屋上。


「だって水瀬くんは、私のせいで死んじゃったんだよ!?
私のために…、命を張って…、
なのに、私だけ勝手に幸せになんて、なれないよー…」


どうしても涙ぐんでしまう私。
でもやっぱり、こんなぎこちない空気は嫌い。


「……なんてね!冗談冗談!
あ、そこのお菓子とって~。」



頑張って涙を引っ込めて、元気に喋ってる…つもり。