その時、ようやく海との鬼ごっこが終わりゆっくり雑誌を読んでた洸が話し出した。
「悠生の高校って猩琳だよな?」
「すっごいよね~。
猩琳って頭良いし金持ち校だよね?」
「悠生ちゃん、授業ついてくの大変じゃない?」
いや、授業なんて聞いてて聞いてない様なもんだし。
ずっと春樹たちと喋ってるからね。
「そんな事無いよ。」
「テストの問題、難しくない?」
「いんや。
そんな事も無いよ。」
「悠生って頭良いんだね!」
う~ん。
いっくら頑張っても一哉は抜けないし〜。
「普通…と思うよ。」
「でもテストの順位も上の方でしょ?
あの猩琳の授業についてくなんてすごいもん!」
「いっつも2位。
1位の人がすごい賢いからさ。」
「すごいじゃん!
あの猩琳で2位とか!」
…そうなのかなぁ?
てか何で私が猩琳通ってる事知ってんの?
あ…、私蒼龍のたまり場来る時ほぼ制服だった。
こうゆう時の頭の回転早くなかったら、2位なんて意味無いよね…。
とほほ…

