「ごめんね。 友達ん家行ってたから。
…あのさ、もしかして蒼龍の誰かが私の事ずっと守ってくれたりしてない?」
私は、この際だから思いきって聞いてみる事にした。
私の言葉を聞いた里桜はちょっとびっくりしてて。
「…ごめんね。 やっぱり言っておくべきだったね。
そうだよ。 悠生ちゃんの言う通り、蒼龍の下っぱに交代して悠生ちゃんの事、守ってもらうように言ってる。」
「……。」
やっぱり。
曹はすごいな!←
「敵はどこから来るか分からないから、ずっと悠生ちゃんの事つけてもらってた。
ごめんね。黙ってて。
言ったら、悠生ちゃん気使っちゃうかなと思って。」
里桜は、本当に申し訳なさそうにそう言った。
「そんな事っ…。
でも…私なんかに皆の時間使っちゃうのは…。」
「悠生っ。そんな事言わないでよ!
皆、悠生だから時間を使ってるんだよ?」
「うん…。ありがとう。」
「何言ってんの!
洸も言ってたでしょ?
悠生は仲間なんだから!」
「海~!ありが、」
「おい、海!
余計な事言うなよ。」
いや、洸が余計な事言うな!
何で私のセリフにかぶるかな~。
「もう、洸ったら~!
ツンデレだね!」
それは前々から私も思ってたよ!
でもそれ言ったら…
「おい、海おめぇいい加減にしろよ?」
ほら、やっぱり。
洸キレちゃった~。
その後は、海と洸の鬼ごっこで。
やっと捕まった海は洸に1発殴られていた。
それでやっと2人もおとなしくなって。
里桜が1人、ため息をついていた。
大変だね。里桜もいろいろ。←

