「静かに!
よって、悠生を蒼姫にする事が決定した。
…異論はねぇな。」
そう言い終わると、那都の隣に立っていた私に小声で言い放った。
「挨拶しろ。」
は!?
なんつー無茶ぶり!
私はそう思いながらも、洸の居る方へ足を踏み出した。
「…私はまだ、ここに来てしばらくしか経ってないし、いきなりそんな女守れなんて言われても、納得できないと思う。
でも…、私も努力する。
納得してもらえるように努力するから…。
そして、私も皆を守る。
守りたい…。
だから…。
認めて下さい。」
私がそう言って頭を下げると、皆が次々に声を上げてくれた。

