「ねぇ、那都。」


「あ?」


横目でちらっと俺を見る那都。

今は、悠生ちゃんを送り終わった那都がたまり場に戻ってきて俺と喋ってるところ。


「何で…悠生ちゃんに毎日ここに来るように言ったの?」


俺の質問にしばらく黙る那都。

「…何となくだ。」


やっと返してくれた返事は、相変わらずそっけない。


「そっか。」


俺はそう言うと、少し微笑んだ。





これからが楽しくなりそうだ。



-里桜side終了-