プ リ ン ス


―ガラッ


教室の扉が開き、何人か男が入ってきた。




顔を上げ、入ってきた男達を見ると、昨日倒した白龍の下っ端10人が。




「宮内藍さんはいるか。」


「え…あ…あそこに…。」


下っ端の1人が近くの女の子に聞き、女の子は俺を指差した。




男達は俺の所へズンズンと大幅で歩いてくると、一斉にガバッと土下座した。




「「「「「今まですみませんでした!!!!」」」」」


『…………は?』




なにがどうした。




正直イカつい男達に一斉に土下座されて暑苦ししいんだけど……。




「もう嫌がらせも呼び出しもしません!!他の白龍の奴らは分からねーけど……。」

「俺達これからは藍さんに武道教わって強くなりたいんです!!」

「俺達を強くしてください!!お願いします!!」


「「「「「お願いします!!」」」」」




『…………。』




よく見ると、男達のネクタイは俺と同じ緑に変わってる。