「白龍の奴らは相手を精神的に追い詰める事を楽しむんだ。」




確かにイカれてる。




「精神的に、肉体的に追い詰めて、自主退学させる気だ。」


『へー…。』


羽藍は目を細め、頬杖をついた。




自主退学させようとねー……。




やれるもんならやってみろ。




受けて立つよ、そのゲーム。



『楽しみ……。』


「は?」


桜井は間抜けな声を出し、口をあんぐり開けた。




「俺っちまた耳がおかしくなったのかなー。もう一回言ってくんない?」




俺は汚物を見るかのような目で桜井を見た。




「ごめんなさい。ちゃんと聞こえてました。」


『……。』


桜井は俺の机の上にある白バラをごみ箱へ入れた。