リーダーはいきなり笑いだし、部下の男は頭を傾げた。




「へぇー……何処にも所属しないんだ……。」


「……。」


「久々に楽しめそうだね…。」




リーダーの顔つきが変わり、ニヤリと口角を上げた。




「ゲームを始めようか……。」


「はい……銀様……。」




男は銀という男に頭を下げ、教室を静かに出て行った。






「宮内藍ねぇー…。」




リーダーである銀は、調書から一枚の写真を取り出した。




「楽しみだな……クスクス……。」




銀の妖しげな笑い声は教室内に溶けていった。










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