よく見ると、青髪にブルーの瞳をしている。
一見派手そうに見えるが、この男には綺麗にはまっている。
顔が整っているからだろうか?




フと海吏という奴が俺に視線を向けた。




「コイツ誰?」


俺に指差し、桜井に問い掛けた。




指差さないでほしいんだけど……。




「あ!紹介しますッ
俺のクラスに今日転校してきた宮内藍です!!」




俺は青ネクタイ集団に軽く会釈した。




「ふーん……こいつまだ決めてないのか?」


「みたいっス!」


たぶんどこの派閥に所属するか聞いているのだろう。




『ってか……あんた誰?』


俺はずっと思ってた事を言った。




そしたら青ネクタイ集団達は目を見開いた。




「俺のこと知らないの?」


『は?初めましてだろ?』


「……。」


海吏という男は開いた口が塞がらないという感じだ。