「これは大変そうだな……。」


『そう?』


「ただの不良じゃないんだぞ。」


『分かってるよ。凄腕の教師も駄目だったんだから。』


「まぁ喧嘩とかなら羽藍の方が上だろ。」


『喧嘩したことないから。』


「あ、そっか。」




喧嘩というか殴り合いはしたことがない。




口喧嘩ならお兄様としたことがあるけど。




「龍牙学園の制服、部屋にかけといたから確認しといて。」


『分かった。』


私は最後の一口を飲み終え、自室へ戻った。








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