私の幼なじみは運命の王子様!?



そう言ってさっきまで
泣きそうだったのに
笑顔で言ってきた。


でも、目が笑ってない。
その目は今でも涙が
こぼれそうだ……


胡桃は気づかれてない
って思ってるだろうけど
転んでから、左足を
引きずっている。


「全然、大丈夫じゃ
ないだろ?。
その足ひねったのか?」


俺は左足のほうを
指さしてきいた。


「あ~~……。
ひねってないよ?」


「ほらっ」って言って
左足をブンブン振っている……。


素直じゃねぇーんだからよ……。