「とんだ異世界にきちゃったよ......」


そうしてため息を1つついて、私はたち上がった。


「報告しねーと奏がキれるからなぁ...」


そうして私は、豪華すぎることと部屋の間取りや有紀さんの部屋の横ってことなどをメールにまとめて本部のパソコンへと送った。


「明日から、本格的に調べないとなぁ...」


そう言いながら、私は気付かぬうちに深い眠りに落ちてしまった。






ーーーこの時私は気づいて居なかった。


自分が周りを調べていると同時に、自分も周りに調べられているということに。


「アノ子......何故藤様と話しているのかしら?それに、有紀にそっくりじゃない」

「有紀に姉妹が居た、という話は聞いたことがありませんが...」

「至急、調べて頂戴」

「了解しました、かぐや様」


「藤様と慣れなれしくしないでよね」