健太が好き。 好きで好きで仕方ない。 だからこうして触れてもらえるとたまらなく嬉しい。 あたし…変かな? ――チュンチュン… 「ん……」 あ、そっか。 もう朝だったっけ。 あたしはゆっくりと体を起こした。 「おーはよっ♪朱里!」 「!」 バフッと再びベッドに押し倒されて、驚くあたし。 「お、起きてたの?」 あたしはぎこちない喋り方で話す。