リフレイン〜3rd Season〜


「じゃあ、あたし達は帰るわね。夏樹さんはまだいらっしゃいます?」




愛里さんが夏兄に声を掛けた。




「あ、はい。もう少し」




夏兄がそう答えると、愛里さんと葵さんはあたし達に手を振り、病室を出ていった。




「そうだ水樹、兄貴からこないだ連絡来たんだ。“出産おめでとう”だとさ」




「えっ、春兄から!?」




夏兄はコクリと頷いた。




一番上の兄・春樹は今、ニューヨークにいる。




特殊部隊で頑張ってるんだもんね。




「元気そうだったぞ。だから心配いらねぇよ」




夏兄はあたしを見かねたように、そう言った。




春兄とはあんまり会えないから、元気にしてるか心配になるんだよね。




また近いうちに会えるといいけど。




「うっし!俺もそろそろ帰るわ。あとは夫婦水入らずな時間をお過ごし下さい!」




「はっ!?」




あたしは夏兄のいきなりの言葉に、気の抜けた声が出てしまった。



「じゃあな!仲良くしろよ。あ、またな!雅樹!」




夏兄は雅樹の頭をクシャクシャと撫でた。




「うんっ!ばいばいっ♪♪」




雅樹は夏兄に抱き着きながら言った。




「なんかみんな凄かったな」




潤が苦笑いを溢す。