「う…そ…でしょ…」
美姫は口に両手を当てた。
「あたしっ…もうどうしたらいいか分かんないっ…!…ヒック……どうしよ…潤が死んじゃったら…!!」
あたしは泣きながら俯いた。
「縁起でもねぇこと言ってんじゃねーよ!!」
えっ…?
いきなりの桐島ちゃんの力強い声に、あたしは顔を上げた。
「戸田さんはこれくらいのことでくたばる人じゃねぇだろ…?だいたい水樹が信じてやれなくて誰が信じるんだよ…。お前は強いだろ?んな弱音吐いてんじゃねーよ!!」
「桐島ちゃん……」
「そうね…確かに優輝の言う通りね。弱気になっちゃだめよ、水樹」
美姫はあたしをなだめるように言った。
そうだよ……
あたしが潤を信じなくちゃ。
潤があたしや、雅樹達を置いて逝くわけがない。
だって潤はあたしの愛する人である上に、父親なんだもん。
「うん…そうだよね。ごめんね……あたし、なんか焦ってた」
あたしは涙を拭い、ニコッと微笑んだ。

