どれくらい時間が経ったんだろう。
あたしはただ、手術室前にある長椅子に座っていた。
確か薫達は“一旦、署に戻る”って言ってたっけ…。
けど…今はそんなこと、どうだっていい。
今のあたしの頭には潤のことしかない…。
「――水樹!」
誰かに名前を呼ばれ、あたしは顔を上げた。
「……美姫…桐島ちゃん……」
そこにいたのは美姫と桐島ちゃんだった。
「戸田さんが撃たれたって聞いて…仕事終わったから来たのよ。大丈夫?…なわけないか……」
美姫はあたしを心配そうに見た。
「戸田さんは?無事だったのか?」
桐島ちゃんは冷静に聞いてきた。
「……一命は取り止めたけど…いつ死んでもおかしくないって。あとは潤の生命力次第だって…」

