「どうして…なんで……」
あたしはグッと拳を握った。
「――すみませんでした水樹さん!全ては俺が悪かったんです…!!」
薫があたしに頭を下げてきた。
「俺がもっと回りに気を配って注意していたら…戸田さんは…!」
「やめて、薫…。薫は何も悪くないよ。これは事故。警察やってれば…誰にでも有り得ることだから……」
あたしは薫の肩を慰めるように叩いた。
――ウィーン…
手術室の扉が開いた。
あたし達は急いで医師に駆け寄る。
「医師!潤は……」
「銃弾は取り除けましたし、一命は取り止めました。…しかし……今はかなり危険な状態です。はっきり言っていつ心肺停止状態になるか分かりません。あとは彼の生命力に賭けるしかありません」
心肺停止状態…?
それって、いつ潤の心臓が止まるか分からないってこと?
「……っ…!!」
あたしは思わずその場に崩れ落ちた。
「水樹さん!」
薫があたしの肩を支えるようにして、しゃがみ込んだ。
「……我々も出来る限りのことはします。あとは集中治療室の方で様子を見させて頂きます」
医師はあたし達に頭を下げると、去っていった。
嘘だ…
信じたくない…
信じたくないよ!
こんなの……!!

