「おいおい〜!病室でイチャつくなよー!!雅樹が見てるぞ!」
!!
あたしと潤は咄嗟に離れた。
「な、夏兄!……と…葵さん、愛里さん!」
ドアの方を見ると夏兄に、潤のご兄弟がいた。
「ママーッ!パパーッ!」
雅樹が嬉しそうに走ってきた。
佐希と茉希を産んでいる間、雅樹を夏兄達に預けてたんだ。
雅樹はまだ小さいし、暇になってグズッたりしたら大変だったからさ。
「雅樹〜!いい子にしてた〜?」
あたしは雅樹の頭を優しく撫でた。
「うん!ママに言われたとーりにしてたよー♪」
相変わらず雅樹は可愛い。
それに雅樹は最近、ちょっとずつだけど顔が潤に似てきた。
性格は…あたしかも(笑)。
「水樹ちゃん、安産だったのよね?おめでとう♪」
愛里さんが満面の笑みで、あたしにそう言ってきた。
「ありがとうございます!っていうかすみません…雅樹のことも見ててもらっちゃって」
「も〜水くさいわねー。あたし達もう家族なんだから、そんな遠慮要らないわ♪」
愛里さん…。
あたしは、なんだかその言葉が凄く嬉しくなった。

