「……水樹…」
潤はあたしを優しく抱き寄せてくれた。
そしてあやすように頭を撫でる。
「ごめんな、不安にさせて。確かに宮下を送ったのは本当だよ。」
ズキンッ…と胸が痛む。
「けど、別に変な意味はない。アイツ今年大学出たばっかのド新人だから分からないことだらけなんだよ。それで俺が手伝ってやってたら遅くなって、終電もなかったから仕方なく送ったんだ」
潤はあたしを抱き締める力を強めた。
「そう…だったんだ……」
あたしは潤の背中に腕を回す。
そんな理由があったのに…
あたし何疑ってんだろ…。
「ごめんね、潤…変に疑ったりしちゃって……」
「いや、水樹は悪くねぇよ。誤解されるようなことした俺も悪い」
潤は少しあたしを離すと、目元にキスをしてくれた。
「潤……」
「愛してるよ、水樹。俺にはお前だけだ」
至近距離でそう甘く呟くと、あたしの唇に熱くて深いキスを落とした。
「ん……」
絡まる熱い舌に足が震えて、立ってるのも辛くなる。
そんなあたしの腰に腕を回し、グッと支える潤。
そして片方の手は、あたしの後頭部を押さえる。
「んんっ……」
更に深くなるキスに、あたしは声を漏らした。

