「ただいまー」
家に着いたのは夜の10時。
雅樹達、寝てるよね…。
「おかえり、水樹。」
潤が優しい笑顔で迎えてくれて、あたしは彼の大きな胸にポスッともたれ掛かる。
「雅樹達、寝た?」
「あぁ、もうぐっすり」
潤はそっとあたしの背中を撫でる。
「ごめんね、甘えちゃった」
「水樹に甘えられるなら、嬉しいよ」
潤はクスクスと笑って、あたしを中に促した。
キッチンに行き、水を一杯淹れると、潤に任務のことを告げた。
「あのね、近いうちに特殊任務が入って、モナコまで行くことになったんだ。最短でも3日は日本を離れることになるから…なんかごめんね」
「分かった。謝るなよ、仕事だろ」
あたし、本当に理解のある旦那さん持ったなぁ…。
つくづく、そう思う。

