リフレイン〜3rd Season〜


「ちょっと、オッサン。何してんの?」




「なっ、なんだ!君は!!」




あたしは彼女のお尻をまさぐっていた男の手を掴み上げた。




コイツ……痴漢かよ。




「痴漢は立派な犯罪なんだよ。分かる?」




あたしがそう言うと、回りがザワザワと騒ぎ始める。




「う、うるさい!俺は触ってなんか……」




男は慌てて否定する。




あたしはその態度にキレた。




「あぁ?“触ってなんかいない”なんて言うつもりかよ。ふざけんな、この野郎が!!」




あたしは男の胸ぐらを締め上げた。




こういう輩がいるから、痴漢がなくならないんだよ。




そんなことをしているうちに、駅に停車した。




「ほら、降りな。あなたも一緒に来てもらえる?」




あたしは痴漢にあった女子高生に声を掛ける。




「は、はいっ…」




彼女はガタガタと震えながら、あたしの後ろをついてくる。




怖かったよね、こんな目に遭って……。




あたしは犯人を駅長室に連れていき、警察だと名乗った。




犯人の引き渡しを終えると、女子高生があたしに話し掛けてきた。




「ありがとうございました。本当に助かりました」




「ううん、いいの。これからは気を付けて」




あたしはそれだけ言い、電車に乗る。




まさか痴漢現場に居合わせるなんてなー…。




あたしはぼんやりとそう思った。