ロビーに着くと、警視庁を出た。
「あ、じゃああたし電車だから」
「分かったわ。じゃあまた」
「じゃーな!みず」
二人と別れ、あたしは駅に向かった。
この時間帯は帰宅ラッシュ。
電車は凄く混んでる。
「あー、やだ。なんでこんなに混んでるんだか……」
あたしはぼそりと呟き、満員電車に乗った。
ーーガタンゴトン、ガタンゴトン
電車が発車し、車体が揺れる。
あたしは少し寝ようかと思い、吊革に掴まったまま俯こうとした。
その時。
「……っ…ぅ…」
隣から苦しそうな呻き声が聞こえてきた。
ん?
なんだろ…。
隣を見ると、今にも倒れそうなほどに顔を真っ青にした女子高生がいた。
どうしたのかな?
具合でも悪いとか?
「どうしー……」
あたしは声を掛けようとして、止めた。
……この子…もしかして…。
あたしは彼女の下半身を見た。

