リフレイン〜3rd Season〜


しばらく朱里の胸で泣いた美羽は、泣き疲れたのか眠ってしまった。




「美羽ちゃん、寝ちゃったみたい」




「えっ、マジで?ったく…しょうがない奴だなぁ……」




俺は朱里の腕から美羽を抱き上げた。




「あの……健太」




「ん?」




美羽を寝室に運ぼうとした時、朱里がそっと話し掛けてきた。




「美羽ちゃんのことなんだけど……」




「美羽?あぁ、ごめんな。心配かけて」




朱里はかぶりを振った。




「違うわ。美羽ちゃんの彼のことよ……」




朱里は悲しそう眉を下げた。




「……ちょっと待っててな。コイツのこと寝かせてくるから」




「えぇ、待ってるわ」




俺は美羽を寝室のベッドに寝かせた。




美羽の目尻に残る、涙の痕。




美羽は俺の大事な妹だ。




傷付ける男は許せないな……。