朱里はびっくりしたようで、目をパチパチさせている。
「あたし嬉しい!こんな綺麗な人がお姉さんになるなんて!」
お、お姉さん!?
「み、美羽ちゃ……」
「お兄ちゃんと結婚するんですよね?ってことは朱里さんはあたしのお姉さん……きゃーっ!どーしよーっ!!なんか興奮してきちゃった!」
美羽はきゃっきゃっと朱里の手を握り、騒いでいる。
ったく。
美羽は昔からこんな感じだからなぁ……。
「美羽、落ち着けって。まぁ確かに結婚はするけどさ」
「やっぱり!?良かったぁ!お兄ちゃんにも、ついに運命の人が現れたんだね!」
美羽の嬉しそうな声に、朱里は微笑ましそうにしている。
「で、それは置いといて。問題はお前のことだろ!」
俺がそう言うと、美羽は一気に溜め息を吐いた。
「はー……せっかくいい所だったのに。お兄ちゃん、空気読めないとかありえない!」
「空気読める、読めないの話じゃないだろ。ちゃんと説明しろ。」
俺がそう言うと、美羽はシュンとした。
「だって……裕介と話したくないんだもん。他の女と一緒にいたんだから、その人といればいいんじゃない?」
美羽はドカッとソファに座った。

