「……健太?」
後ろから朱里の声が聞こえ、俺はハッと振り返る。
「朱里!風呂上がったのか」
「えっ!?お兄ちゃん、彼女いたの!?しかもこんな綺麗な人っ!!」
美羽は目を丸くし、朱里と俺を交互に見た。
朱里は何のことなのか、まだよく分からないみたいだ。
「朱里、コイツは……」
「朱里さん、初めまして!健太兄ちゃんの妹の佐々倉美羽です!」
美羽は俺が紹介するのを待たず、朱里にそう自己紹介をした。
すると朱里は“なるほど”って顔をして、美羽に微笑みかけた。
「初めまして、美羽ちゃん。あたしは月島朱里
って言うの。健太とお付き合いさせてもらってます」
朱里がそう自己紹介すると、美羽は目をキラキラさせ、朱里に抱き着いた。

