リフレイン〜3rd Season〜


――ガチャ




「美羽!?お前何してんだよ、こんな時間に……」




そこにいたのは俺の妹……美羽(ミウ)だった。




「ごめんね、お兄ちゃん。こんな時間に。……っていうか、これからしばらくここに住まわせてもらうから」




「おう、そうか……って、はぁぁ!?」




声を上げる俺に構わず、美羽はズカズカと俺の部屋に入ってきた。




その手には、大きなボストンバッグ。




「おい、美羽!お前どういうことだよ、いきなり住まわせろとか……」




「どういうことも何も……行くとこないから泊めてって言ってるだけだよ。」




行くとこない……?




「お前、確か彼氏と同棲してるんじゃなかったか?その男はどうしたんだよ」




俺がそう聞くと、美羽は持っていたボストンバッグを床に落とした。




「喧嘩したの。っていうか……浮気されたの!アイツにっ!」




美羽はいきなり俺の胸ぐらを掴んできた。




「ちょっ、落ち着け!どうしたんだよ、いったい……」




「裕介だけは分かってくれてると思ってたの!あたしの仕事のこと。でも、あたし見ちゃったの。昨日、裕介が他の女と歩いてる所っ!!」




美羽は勢い余ってか、俺の胸ぐらを締め始める。




「おい!苦しいって!美羽!!」




「えっ?あぁ、申し訳ない」




美羽は我に返ったように、俺から手を離した。