「もう隅々まで見てるじゃん。今さら……」
「うるさい。それとこれとは別よ!」
朱里はビシッとそう言い張ると、勢い良く寝室を出ていった。
俺はそんな彼女を愛しく思う。
「可愛いなぁ」
ボソッとそんなことを呟いてしまう。
俺、重症だな……。
そんなことを思っていた、その時。
――ピンポーン…
ん?
客か?
俺は時計を見た。
PM11時。
宅配ではないだろうしな…。
まぁ、出てみるか。
俺は服を着ると、リビングにあるモニターをチェックする。
……はっ!?
そのモニターに映っている人物に、俺は目を丸くしてしまった。

