リフレイン〜3rd Season〜


「朱里ー!ちょっと来て」




給湯室から健太の声がした。




「朱里、行ってきなよ」




「えっ、あぁ……うん」




あたしは水樹にそう言われ、給湯室に向かった。




「健太?どうし……」




「こっち来て」




ぐいっと手を引っ張られて、体を抱き締められる。




「や、健太っ…離し……」




「しっ。黙って」




頭を健太の肩に押し付けられて、声が出せなくなる。




ふわりと香る、彼の香り。




「健太…お願い、離して…ここ、職場よ……」




「朱里、何を悩んでんの?」




「え……」




「俺との結婚のこととか、子供のこととか……全部一人で背負い込んでんじゃん。俺ってそんなに頼りない?」




健太の言葉に胸がドクンと鳴る。




健太……どうして、そのこと……。