「朱里のヤツさ。結婚に対して不安があるみたいでさ……」
「結婚に?そっか、朱里とは結婚を前提に付き合ってるんだもんね!」
あたしがそう言うと、健太は苦笑いをしながら頷いた。
「結婚したら…子供作って、二人で育てて…っていう未来図を俺は考えてたんだ。でも朱里は凄く真剣に悩んでた。妊娠したら仕事は?とか、育てていくにもお互いの仕事は?って。まぁ…仕事の心配しかしてないけどな」
「……仕事、か…」
朱里は神経質だからな…。
なおさら、そういうことを考えすぎちゃうんだろうな……。
「あのね、健太。結婚したって、子供が出来たって、意外となんとかなるもんよ?あたしだって赤ちゃん出来た時、ちゃんとお休みもらえて、今こうして係長やってるワケだし。朱里が不安になるのも仕方ないと思うけど……健太がしっかり支えてやりなよ!」
「お、おう!ありがとな。みず!」
健太は任せろ!って感じの顔でそう言った。
健太と朱里には上手くいってほしい。
この二人は本当に性格良いから。

