「あれ?健太じゃん!」
そこにいたのは健太だった。
でも、なんで病院に?
「ちょっと風邪引いちゃってさ。昼休み使って来たんだ。みずは今日オフ日だよな……って!あれ?もしかして、雅樹くん!?」
健太はあたしの腕の中にいる雅樹を見ると、嬉しそうにそう言った。
「うん、会うの初めてだっけ?あたしの息子の雅樹だよー♪」
あたしがそう言うと、健太はニコニコしながら雅樹に近付いた。
「初めまして、雅樹くん!俺、君のお母さんのお友達の佐々倉健太です!!」
「お友だちー?けんたくん?」
雅樹はポーッとした目で健太を見る。
ありゃ。
もしかしたら熱が上がったきたかな……。
「ごめん、健太!マサ、熱があってね。そろそろ帰るわ」
「お、そうなん?お大事にな!」
「ありがと!じゃあね」
「おう!バイバイ♪」
あたしは健太と別れ、病院を出た。

