――…
数日後。
あたしと健太は休みの日を使って、あたしの実家に行くことになった。
まだ不安が続いていると言っても、嘘にはならない。
あの人は……まず他人を褒めるなんてことしないだろう。
とにかく人の欠点を探す。
そんな酷い人間なのだ。
「健太、嫌だったらすぐ帰りましょ。あたしも嫌だし……」
「あははっ!大丈夫だって。朱里は心配しないでよ」
ハンドルを握る彼の姿に、胸がきゅんとなる。
あたし、この人を好きになって良かった…。
「朱里、目が涙ぐんでるよー?」
「う、うるさいわねっ////!」
あたしはグイグイと目を拭った。
すると健太が急にあたしの手首を掴んできた。
あたしはびっくりして顔を上げる。

