「朱里、好きだよ。俺は朱里以外の女と一緒になるつもりはない。」 「……っ…健太…」 「あ、でも。傷付いたら慰めてよ?なーんて」 おどけて見せる健太が凄く切なくて、あたしはぎゅっと手を握りしめた。 「あの人がなんと言おうと…あたしは健太だけを好きでいる。健太じゃなきゃダメだもの…」 「当たり前じゃん。俺だって同じだよ」 優しい健太の温もり。 彼じゃなきゃダメなの。 長年、女をやってて、やっと気付いた。 本当に愛してる人は…… 絶対に手放したくないって。