「……朱里」 健太はテーブルにあったあたしの手を、上からそっと握ってきた。 温かくて、大きな手。 あたしは自分の手に重なっている彼の手の感触に酔いしれる。 「……飯食ったら、すぐ俺ん家行こう。」 「えっ?」 「今すぐにでも朱里を抱きたい」 ストレートな言葉に顔が熱くなる。 だって…そう言いきった彼の顔は、もう既に男の顔だったから……。